2010年8月21日土曜日

『それでもボクはやってない』



【あらすじ】
フリーターの金子徹平(加瀬亮)は、
通勤ラッシュの電車で女子中学生から「痴漢したでしょ」と訴えられてしまう。
まったく身に覚えのない金子は、話せば分かってもらえると思い、
大人しく駅の事務室に行った。
しかし、「ボクはやってない!」という訴えもむなしく、そのまま警察に連行されてしまう。
その日から、留置所暮らしを余儀なくされた金子の無実を訴える戦いが始まった。


容疑をかけられた人の話を聞かず、警察への引き渡しを行う駅員
頻繁に発生する軽微な犯罪を示談で処理しようと警察や弁護士
容疑を認めることで罰金・示談で済ませ、留置所から出ていく痴漢の容疑者
否認して起訴されても、有罪に向けて全力が注がれる裁判

制度に従ったシステムが完成していて
絶対的な定型業務として、みんながそれをこなしている。
そこに冤罪で連れてこられた「犯罪初心者」がどうなるかなんて
容易に想像できる。
 
加瀬亮という俳優さんはすごい
これってドキュメンタリー??って思えてしまう
困惑する様子も、理不尽に苛立ち、それでもどうにもならない憤り…
グサグサとぼくの心をえぐっていきました
(もちろん監督さんの力量なども大きく影響してるでしょうが
 その辺りはぼくには分かりません^^;)

派手な演出は無いけれど、
すべてのシーンに意味を感じ、考えさせられる
そして、考え、苦悩している間に、採決を聞くことになる。
143分と長めの時間でも、それを感じる隙がないくらい、頭や心が忙しかった。

心にどすんと大きな荷物を置かれたようです。
みんなに観てほしい映画です。
   
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